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  • 2022.07.15 Friday
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真冬の雨

標高の高い山から遠く離れたここ近畿では、山スキーエリアを含めてもパウダーシーズンはもう、そろそろおしまいで、あとは季節はずれ(!)の寒波、降雪という僥倖がない限りは、もう春スキーシーズンに入ってしまうようです。

で、3月も中旬になるとスキー場からもドンドン雪がなくなり、片道400km以上の道のりを行かないとスキーを楽しむことはかなり難しくなります。

というわけで、今日の雨で、僕の中のスイッチがひとつ、カチリと切れてしまいました。
今年は雪が多いのでもう少し寒い日が続くものと思っていたのですが、季節の移り変わり方は例年とおなじみたいです。

野伏ヶ岳を貸切

3連休は野伏ヶ岳にスキー登山へ行きました。

関西方面でもパウダースキーのチャンスだったのに、あえて、ここ数日あんまり雪が降っていないらしい方面へ行くことにしました。真冬にリフト無しの山スキー。

新しい降雪がないせいか、他の入山者を見かけることはありませんでした。帰り際には牧場跡で午前中にはないトレースを見つけたので他にも来られた方はおられたようですが、この日、ダイレクト尾根にとりついたのは、ぼくらだけだったのだと思います。
(トレースは山頂直前までバッチリ残っていました。前日以前にトレースをつけてくださった皆様、ありがとうございました。)

雪質はなかなか難しいもので爽快スキーとは行かなったのですが、「この日は自分達以外だれも立っていないピークに立つこと」「誰も滑っていない斜面を滑ること」には感慨深いものがありました。

ほかに誰も登っていないのですから『中腹より上だけは昨晩かなり降っていたみたいで、下界からは想像できないくらいの最高のうはうはパウダースキーでした』みたいな大嘘を書いても、誰もそれを100%否定することはできないわけです。

それにしても今年はスキーヤーにとっては雪の当たり年で楽しく過ごさせてもらっていますが、地元の方にしてみたら大変な大雪で『なにがパウダースキーやねん。ど阿呆』という気分なのだろうなあ、と思うと複雑な気分です。


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